全日本のエース、宮原健斗(29)が、3冠ヘビー級王者ゼウスを破り、新チャンピオンとなった。

7月の大阪大会で敗れ、ベルトを奪われたゼウスにメインで挑戦。場外で大乱闘を演じ、リング上では互いの意地がぶつかり合った。ゼウスの逆水平チョップに宮原のエルボー。さらにはラリアットにヒザ蹴りと、互いに体力と肉体を削り合い迎えた30分過ぎ。ゼウスのラリアット2連発から、ヘラクレスカッターでピンチに陥った宮原が、カウンターのヒザ蹴り、さらにヒザ蹴りからシャットダウン・スープレックスホールドで、ゼウスの息の根を止めた。

34分に及ぶ激闘を制した宮原は「4度目のチャンピオンになって、オレのプロレス人生をかけて、全日本プロレスを高みに持っていく」と宣言した。